コンピュータの修理をタダで引き受けてはならない 10の理由

この記事を見てはっとした。
20年以上前、パソコンが普及しだして趣味でいろいろ勉強して夢中になった時期に、多くの知人から色々相談が寄せられ夜も寝ないで取り掛かった頃を思い出される。
今も多少残っているが、その当時は知識はタダで、知っていてヤッテくれないのは、嫌な人間と見られた時代である。
妻からは、相談に乗り、手を掛けて体を壊しておかしいのではないかと・・・・・・

私がこの仕事を始めたのは、ある人の体験談である。その方は着物が好きで着付けが出来る方、その為に時期になると(入学式・卒業式・法事等々)着付けを気楽に頼まれるのであるが、友人知人からお金を貰うわけにも行かず菓子折り一つで(菓子折りならまだいい方)ありがとうと、毎年何回もお願いされる、ついにはその方の友人知人まで来るようになった。
これでは、家庭の仕事も(自営業)ままならず、どのように断るかと考えた挙句、看板を出すことにしたのだ。「着付け教室、着付けいたします。料金〇〇〇〇円」これで、来ない人は来ないし料金に納得してお願いされるようになり、気持ちも楽になったと教えてもらった。

それから私もパソコン修理業として今に至っている。こんなことを体験している方はいろいろな業種で沢山いるのだろうなと思うと、日本人の考え方の根底にある助け合い精神が変な形で息づいているのか、サービスには対価が発生することがまだ分かっていない人がいまだに居る、(対価は形ある物だけと思っている)供給側も需給側も

長文 https://japan.zdnet.com/article/35038255/3/

コンピュータの修理をタダで引き受けてはならない10の理由

Brien Posey (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 2013年10月11日 07時30分

 ITプロフェッショナルであれば経験があると思うが、筆者も友人や家族からPCの修理を頼まれたことが何度もある。筆者は常に、可能な限り人々の期待に応えようとしていたが、他人のPCを無償で修理するというのはいくつかの例外を除き、良い考えではないということに気付いた。

 誤解しないでもらいたい。筆者にも、頼まれた際に何のためらいもなく手を差し伸べたくなる人々がいる。筆者は、コンピュータの障害に直面した妻に手を差し伸べないことなどあり得ないし、母親を見捨てることもあり得ない。しかし残念ながら、筆者が手助けしたほとんどの人は、その恩を仇で返すかのような行動に出たのである。このため本記事では、他人のPCを無償で修理するのはお勧めできない理由を10個挙げている。

#1:手助け以降に発生した問題はすべてあなたのミスになる

 友人や家族がコンピュータの修理を頼んでくるのは、自らで問題を解決するだけの十分な知識を持っていないためだ。つまりたいていの場合、当人は問題を引き起こした原因や、その解決方法を理解しておらず、問題間の因果関係を理解しようともしないわけだ。その結果、あなたが手助けした後で発生した問題はすべて、あなたのミスによるものだと解釈されるおそれがある。コンピュータの持ち主に分かっているのは、あなたがコンピュータを触るまで、その問題が起こっていなかったという事実だけなのだ。

#2:あなたの時間が尊重されないこともある

 筆者が友人や家族のコンピュータを修理していた頃、自らの時間が尊重されないという大きな問題を抱えていた。友人たちは昼夜関係無しに電話をかけてきて筆者の作業に割り込み、彼らの家に出向いてすぐにコンピュータを修理するよう求めるのだ。

#3:さらなる問題を引き起こす可能性もある

 筆者が他人のコンピュータの無償修理をお勧めしない3つ目の理由は、壊してしまった場合に弁償する羽目になるためだ。筆者自身にはそういった経験がないものの、友人のノートPCを自宅に持ち帰って修理しようとしたところ、3歳の娘がそのノートPCをテーブルから下にはたき落として壊してしまったという人を知っている。

#4:人は無償のものに価値を見出さない

 人は、人生において最も価値あるものは最も高価なものであるという考えを刷り込まれているようだ。この事実は、他人のコンピュータを無償で修理する際に問題となる場合もある。つまり、あなたのアドバイスは誰のアドバイスよりも安っぽく受け止められてしまう場合もあるわけだ。

 具体的な例を挙げてみよう。筆者の家族に、いつもコンピュータの質問を投げかけてくる人物がいる。筆者は愛想良く質問に答えようとしているものの、筆者の答えが気に入らない場合もしばしばあるようだ。こういった場合、その人物は兄弟やおばなど、IT経験の一切ない家人が筆者とはまったく逆のことを主張していると言ってくるのだ。そしてこの人物は筆者のアドバイスを無視するようになったわけである。

#5:無償のITサポートを今後もずっと期待する

 誰かのコンピュータを無償で、しかも無事に修理できたとしても、そうした成果のせいで逆に困った状況に陥る可能性もある。その人がまたしても助けを必要とするようになった場合、あなたのおかげで助かったことを思い出すはずだ。このため今後もずっと、マルウェアの除去からOSのアップグレードにいたるまでのあらゆる作業に対する手助けを頼まれてしまうかもしれない。

#6:人は無償のITサポートが得られると、危険な行為に走りがちとなる

 これは、コンピュータ関係の問題を抱えている知り合いに対して手を差し伸べるという行為にまつわる、最も大きないらだちである。友人や家族は、コンピュータの問題に遭遇しても常に解決してもらえると思ってしまうと、自らで問題を回避しようとはしなくなってしまう。このため、危険な行為や筋の通らない行動に走ってしまう可能性もある。

 いくつか例を挙げてみよう。筆者の友人のなかに、10代の息子がインターネット上で手に入る無料のアダルトコンテンツを探しているうちに、さまざまなマルウェアを感染させてしまったと泣きついてきた人物がいる。その感染状況はとてもひどいものであったため、筆者は問題のコンピュータを元通りの状態に戻すのに週末を丸ごと費やす羽目になった。修復後、筆者は友人に対して、息子にはコンピュータを使わせないようにするか、強固なサンドボックス環境内でのみインターネットアクセスを許すよう助言しておいた。しかし数日後、友人はコンピュータがまたしても感染したと伝えてきたのである。その友人と少しやり取りした結果、「学校で必要なものをダウンロードできるよう」、彼は息子に管理者パスワードを教えていたことが分かった。

 もう1つ例を挙げてみよう。筆者は1度だけ、家族が持っているコンピュータのハードディスクを換装したことがある。経緯を詳細に記して読者を退屈させるつもりはないが、ハードディスクの換装作業自体はスムーズとはとても言えないものだった。BIOSの互換性から物理的な筐体の形状に至るまでの、ありとあらゆる問題が噴出したのだ。その結果、すべてを正常に機能させるまでに一晩かかってしまった。しかし、作業を終えた筆者が自宅に着く頃に、コンピュータの持ち主からボイスメールが届いた。その内容は、8歳になる息子にコンピュータの知識をつけさせるために、コンピュータを分解させてみたところ、元に戻せなくなったというものであった。

#7:コンピュータ関係の手助けだけでは済まなくなる

 友人や家族のために無償でコンピュータの修理をすることをお勧めしない理由には、作業がコンピュータの修理だけで済まなくなる可能性があるというものもある。あなたがエレクトロニクス関係に強いと分かると、彼らは他の仕事を頼んでくるようになるかもしれない。例を挙げると、筆者は近所の人のために、壊れたハードディスクからのデータの復元作業を手伝ったことがある。その2週間後、筆者はその人の屋根の上で衛星アンテナの再調整をやる羽目になった。

#8:雪だるま式に範囲が広がっていく

 友人のコンピュータを無償で修理すると時折、無償で技術サポートしてもらえるという期待が、誰に対しても無償でサポートを提供してもらえるという期待にまでふくらんでしまう場合がある。筆者が家族のコンピュータを修理した際の話だ。作業を終えた時、その家人は友人も似たような問題を抱えているため面倒を見てもらえないかと頼んできたのだった。

#9:あなたのサービスは無償ではなく、あなた自身のお金が出て行っている

 例えば、あなたが友人の家まで車で行く場合には、おそらくガソリン代を持ち出すことになるはずだ。また、ブランクメディアやプリンタインクといったサプライ品を消費することにもなるはずだ。筆者の友人のなかには、ソフトウェアのライセンスすら提供されるものと期待していた人物もいる。

#10:コンピュータの修理はあまりにも仕事に似通っている

 友人のコンピュータを無償で修理してはいけないという最も大きな理由は、そういった作業があまりにも仕事に似ているというところにある。コンピュータの問題を解決するために1日中働いているのであれば、オフィスを離れてからも同じ作業をやりたいと思えるだろうか?

 あなたは自らのITスキルを友人や家族に無償で提供することについて、どういったポリシーを持っているだろうか?

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